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<合格者>第6回ニコプチ専属雑誌モデルオーディション2017<結果分析>
ニコプチは、中学生ファッション雑誌ナンバーワンの『ニコラ/nicola』の姉妹誌として創刊されたナンバーワン小学生ファッション雑誌です。
2017年度のニコプチ専属モデルオーディションが開催され、先日、結果が発表されましたが、当該オーディション掲載ページの閲覧数がとても高かった為、本オーディションの結果を分析の上、まとめてみました。
第6回ニコプチモデルオーディション結果
第6回ニコプチモデルオーディションの合格者は以下の6名です。
第6回ニコプチモデル合格者
- 小林咲葵(こばやし・さき)ちゃん<山口県・小6・150cm> 発表時点で無所属
- 聡美(さとみ)ちゃん<東京都・小6・148cm> エイベックス所属
- 丸山真亜弥(まるやま・まあや)ちゃん<三重県・小5・145cm> セントラルジャパン所属
- 向田桃椛(むけだ・ももか)ちゃん<愛知県・小6・158cm> スターダストプロモーション所属
- 関谷瑠紀(せきや・るき)ちゃん<千葉県・小5・150cm> プラチナムプロダクション所属
- 山田楓(やまだ・かえで)ちゃん<富山県・小6・145cm> エイジアプロモーション所属
※身長は撮影日記ページの数値を採用しています。
今回のニコプチモデルオーディションのまとめ
今回のニコプチモデルオーディションの合格者は6名で、昨年と同じ合格者数でしたが、昨年まで145cm以上だった応募条件が140cm以上になった為、応募者数が8637人とかなり増加しました。前回は6577人だったので、なんと2060人も増えています。
応募条件が140cm以上になった為、小4の合格者が1~2人はいるかと思っていましたが、結果は0人。なんと小6が4人で小5が2人だけでした。
身長も、12歳の平均身長は149.6cm、小5の平均身長は143.7cmなので、誕生月の違いはありますが、高身長なのは向田桃椛(むけだ・ももか)ちゃん、関谷瑠紀(せきや・るき)ちゃんの2人だけで、山田楓(やまだ・かえで)ちゃんについては平均よりも小さめです。残りの3人はほぼ平均身長くらいでした。
第6回ニコプチモデルオーディションの結果分析
さて、高身長なのは6人中2人のみで、平均身長より低い子も1人いて、活躍期間が長くなる小4の子は0人で、小5の子も6人中2人のみでした。
では、年齢も身長も関係なく、スタイルと顔だけで選んでいるという事でしょうか?
答えはNOです。
事務所枠について
一般応募のオーディションの場合でも、一般応募とは別枠で、芸能事務所に応募をお願いする「事務所枠」というものがあります。
これは、表向きには、一般応募の中から優れた子が見つからない可能性がある為の保険ですが、実際には、芸能事務所とのお付き合いの為です。
有力な大手芸能事務所からはスターが生まれる事が多く、そのスターが元ニコプチモデルだったらニコプチにも箔が付きます。又、ニコプチモデルとして活躍している期間中にも、CMやドラマで活躍してくれる可能性もある為、大手事務所に所属している子を獲得したいのです。
また、芸能事務所には、一般応募から獲得したモデルを所属させてもらう必要もあり、その引受先になってもらうにしても、なるべく大手の有力事務所に育ててもらいたい訳です。
そして、事務所としても、新人を売り出す為に、モデルというお仕事は女性ファンが付きやすく、芸歴にも箔が付く為、とてもありがたいのです。
この様に、WinWinの関係になるので、まずどこの雑誌モデルのオーディションでも、事務所所属者OKの場合は、事務所枠と言うものがあります。
一般公募の雑誌モデルオーディションについて
但し、一般応募の雑誌モデルオーディションは、雑誌モデルという当該景品を公的に表示して公募している為、「景品表示法と公正競争規約」に基づき、必ず、公正で平等に合格者を決定する必要があります。一般からの応募者もしっかり検討しないと、モデルになりたくて雑誌も買って郵送代を払って応募している一般の読者に対して、不正競争で損害を与えている可能性があるからです。この為、ニコプチについては、毎回、一般からの合格者があります。
ただ、非常に分かり難いのですが、今回のオーディション結果は上記の通りで、無所属者が1人いますが、前回の合格者は、本誌での合格発表時点で全員が事務所所属者でした。
これは一体どういうことでしょう? 一般応募の合格者が0人だったという事でしょうか?
実は、事務所所属者であっても、事務所枠に選ばれない子がいるのです。
また、雑誌側からお声の掛からない芸能事務所もいっぱいあるのです。知名度のある有名人が1人も所属していない芸能事務所は、WinWinの関係ではありませんから(事務所側のみがWin)お声が掛かっていません。その様な所属者は普通に一般から応募します。
事務所所属者OKな訳ですから、この様な事務所に押してもらえない子や無名事務所の子を排除してしまっては、これまた逆に不正競争になってしまいます。
この為、事務所枠の所属者、一般応募の所属者、一般応募の無所属者の3パターンがあり、一般応募の所属者は、ニコプチの場合は事務所枠ではありません。
更に、応募期間が約1ヶ月、選考期間が約1ヶ月、合格から編集までに約1ヶ月あります。
応募時点で無所属であっても、この3ヶ月の間に事務所に所属する可能性も高いと言えます。
ニコプチのファッションショーである「プチコレ」や夏休みの原宿では、ニコプチモデルオーディションにターゲットを絞った大手事務所のスカウトが非常に多いです。
また、事務所はどこでも良いとか、気になっている事務所がニコプチ編集部と関係が深い場合は、合格から撮影・編集までの1ヶ月間でサクッと所属が決まる場合もあります。
結局、身長や年齢は?
事務所枠は、事務所が推したい子なので、身長や年齢は合否に関係ないでしょう。
しかし、一般応募枠の子は、やはり、身長が高く、年齢も若い方が有利と言えるでしょう。
但し、ニコプチの場合、雑誌で着こなす洋服のサンプルサイズが150cmのみのブランドがある為、150cmサイズを綺麗に着こなせる場合は、低身長でもマイナスではないです。
ニコプチモデルの事務所枠は何名あるのか?
さて、では、事務所枠の合格者は何名で、一般枠の合格者は何名なのでしょうか?
当サイトの推測では、第4回ニコプチモデルオーディションの所属者数とその所属先のレベルが分かり易かったので、これを基本と考え、一応「事務所枠2~3名、一般枠2~3名」で、事務所枠と一般枠は、基本的な基準としては「同じくらい」だと思います。
雑誌によって事務所枠の意味するところが違います!
ちなみに、競合誌である学研の「キラピチ」ですが、こちらの一般枠は毎年必ず1名です。
但し、キラピチの場合は、事務所に押してもらえる所属者とか一般応募の所属者と言う区別はなく、事務所所属者全員が事務所枠になり、無所属者が一般枠に振り分けられます。
この為、キラピチの応募用紙には事務所名を記載する欄があります。
ニコプチでは、事務所に所属しているかしていないかで区分けしない為、応募用紙に事務所名を記載する欄がありません。
【ニコプチの場合】
事務所枠:事務所からの推薦若しくは別ルートから合格した所属者 <2~3名>
一 般 枠:一般応募の所属者+無所属者 <所属無所属に関係なく、2~3名>
ニコプチでは、応募用紙に事務所名を記載する欄がない為、所属・無所属及び所属先の実力は採用基準に含まれません。そして、それとは別に事務所枠があり、第5回ニコプチモデルオーディションの合格者6名の内1名は、オーディションの通常合格ではなく、東京ガールズオーディションにて札を上げて獲得した合格者である事が公式にアナウンスされています。これが事務所枠に該当します。
【キラピチの場合】
事務所枠:事務所からの推薦+一般応募の所属者 <2~4名>
一 般 枠:無所属者 <1名>
分かり易くする為に「事務所からの推薦」と記載していますが、実際には区別はありません。ですが、キラピチでは所属先が分かっている為、当然、所属先事務所の実力も採用基準に含まれています。ちなみに、無所属者は大手有力事務所に推薦できるので、大手有力事務所扱いになり、合格発表までに所属も決まります。
この様に、ニコプチとキラピチでは「事務所枠」の意味するところが異なります。雑誌によって「事務所枠」の解釈が違うので、注意しましょう。
おまけ
【セブンティーンの場合】
まず、以下の通り、事務所枠と一般枠をほぼ同数程度でファイナリストを選考します。
事務所枠:事務所からの推薦+一般応募の所属者 <10名前後>
一 般 枠:無所属者 <10名前後>
事務所枠と一般枠の区別なく、ファイナリストの中から2~5人が選ばれます。
ニコプチ雑誌モデルオーディション2017の結果について
ニコラもですか?
事務所所属者の場合は、一般応募ではなく、事務所経由で応募する事ができますが、非常に狭き門になります。
キラピチでは、所属者は全て事務所枠。
ニコプチでは、事務所推薦のみが事務所枠。
ニコラでは、所属者は一般公募で募集しない。
セブンティーンでは、ファイナリスト選考時点まで所属者全てが事務所枠となります。
無所属で合格して本誌発表までに事務所に所属する子もいる為、大手が所属先だと事務所枠なのか一般枠なのかの判断が難しいですが、子役事務所(キッズは案件として来ると思いますが)やスクール生は一般枠だと見ています。
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