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芸能事務所選びは戦略的に!優良事務所でも落とし穴がある!

2020-07-05

今回は、あなたがオーディションに応募する時に、ちょっと考えた方が良い芸能事務所のお話です。
芸能事務所は千差万別、多種多様で、人によって合う合わないがあります。そして、優良事務所であっても落とし穴があるんです!

よく問題になるオーディションとしては、芸能事務所への所属をエサにした、お金の掛かる養成所への勧誘を主目的にしたオーディションがあります。しっかりしたノウハウがある大手の養成所であれば、きちんとスキルアップもできるので、無理に勧誘しなければ習い事と一緒なのですが、新人発掘よりも養成所への勧誘が主目的なのに「芸能事務所の新人発掘オーディション」と謳って募集しているオーディションも多く、ちょっと問題ですね。

でも、この様な養成所への勧誘は、お金が発生すると分かった時点で拒否すれば良いだけ。
入会金免除といった金銭の優遇がない場合は、金銭目的だと理解しましょう。

さて、それでは、ちょっと考えた方が良い芸能事務所とは、一体どんな事務所でしょう?
それはズバリ、「本気で売り出すつもりがある」、「お金の掛からない」、「一生懸命に頑張っている」優良な一部の芸能事務所なんです。
本気で売り出すつもりで、お金も掛からない訳ですから、決して悪徳な芸能事務所ではありませんし、頑張っているならとても良い芸能事務所だと言えます。
では、どこが問題なのでしょう?

それは、優良だからこそ、所属して「時間を無駄にしてしまう」可能性があるからです。

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夢はデカいが人脈やノウハウがない芸能事務所

パターン1は、「夢はデカいが人脈やノウハウがない芸能事務所」です。

本気で売り出すつもりがあって、宣伝材料費やレッスン費、所属費等、一切お金も掛からない契約になっていて、社長もマネージャーも一生懸命に頑張っている優良な芸能事務所であっても、他業種からの新規参入や立ち上げたばかりの新しい芸能事務所の場合、人脈やノウハウが何もない状態でスタートする訳ですから、大きな事を言う割に、全く上手く売り出してもらえない可能性があります。

大きなオーディションで結果を出せれば一発逆転も!

ここで言うオーディションとは、お仕事のオーディションです。
あなたが、ずば抜けて魅力のある方なら、人脈も何もない芸能事務所であっても、大きなお仕事のオーディションに合格できる可能性があります。

ライバルの多い大手芸能事務所では、オーディションに参加させてもらえない場合も多い為、その新しい芸能事務所を自分の力で大きくしていく!くらいの凄い実力と魅力がある子なら、問題はない可能性も捨てきれませんが・・・。

正直、芸能界はそんなに甘い世界ではありません。
いくら可愛くても、いくら美人でも、美人で可愛いだけなら、いくらでもいるのが芸能界です。
芸能人本人の実力よりも、事務所の力マネージャーの手腕の方が、「芸能界で売れる」には大事かもしれません。
正直、1000年に1度のとか、2000年に1度のとか言っている子よりも、もっと美人で可愛い子がいますが、全く売れていない場合の方が多いですね。

他の部署や事務所への橋渡しが業務の育成部門

パターン2は、「育成契約」です。

大手芸能事務所大手レコード会社には、新人の育成がメインの部署があります。
この様な部署では、所属というよりも、その前段階の「育成契約」といった形になり、レッスン費等の各種費用が無料の特待生として、歌にダンス、演技といった様々な能力の育成に力を入れてくれます。

この様な育成契約を結ぶにあたって、あらかじめ「無料の養成所」に通うのだと理解しているのであれば全く問題ありません。費用が掛からない為、金銭的にも有利で、非常に良いシステムだと言えます。

養成所なので基本的にレッスンがメイン

当然、養成所なので、基本的にはレッスン主体になります。そして、事務所にもよりますが、育成契約の期間はお仕事は貰えませんし、お仕事のオーディションも受けられません。
また、契約内容にもよりますが、育成契約でも契約は契約なので、無所属者限定のミスコンや他の事務所の大型企画オーディションには参加できません。

つまり、自分の能力が足りていない事が分かっていて、その部分を成長させたい方には適していますが、「容姿が売りの方」や「身長が高くてスタイルの良い方」、「既に芸歴がある方」や「年齢的に若くない方」にとっては、「育成契約」では貴重な時間を無駄にしてしまう可能性があります。

ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)について

ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)は、SDグループという育成部門を持ち、育成者を自社内レーベルと、ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)へ売り込んでいます。

SDグループは、育成部門としての優れたノウハウがあり、演技指導については一時は育成用の劇団まで設立して舞台にも立てたりと、至れり尽くせりの環境だと言えるでしょう。

しかしながら、それでも、レコード会社の養成部門なので、シンガーソングライターBANDといったアーティストの方にはお勧めですが、俳優志望の方であれば、直接、SMAのオーディションを受けた方が効率的だと言えます。ただ、自分の能力が足りていない事が分かっていて、その部分を成長させたい方には適しています。

ですが、基本的に育成部門というのは、可能性のある子をなるべく多く拾って育てる部署である為、育成する人数が多いです。それは非常に良い事なのですが、当然ながら、その中で実際に活躍できる人は限られてきます。
一時設立されていた劇団も成果が伴わない為か、現在は活動していませんし、やはり、SMESDグループは、歌手声優アイドルBANDといった自社内レーベルへの所属を目指すアーティスト系の方にお勧めの育成部門だと言えます。

無料で育成してもらえる育成契約は、能力が足りていない子にとっては良いシステムですが、既にある程度のレベルに達している子にとっては、可能性を狭めてしまう「諸刃の剣」でもあると言えます。
チャンスがあれば他所の事務所のオーディションでも受けられる契約なら良いのですが、契約期間中は他所のオーディションやミスコンは受けられない育成契約も多いので、注意が必要ですね!
現在のSMEの育成契約の詳細は分かりませんが、SMEのレーベルに所属したい方にとっては、SME以外のオーディションを受ける意味はほとんどない訳ですから、SDグループの育成契約が最適だと言えます。
乃木坂46欅坂46日向坂46といった坂道シリーズに入りたいと思っている方にとっても、SMEのSDグループはお勧めですか?
坂道シリーズのオーディションは、所属者は受けられませんので、無所属である必要がありますが、坂道シリーズは、経験者やセミプロといったハイレベルなメンバーのおかげで成功している面もある為、オーディションの際、芸歴やスキルが重視される傾向にあります。
この為、何もしないでただ坂道のオーディションを待っているくらいなら、レッスン等で自分の実力を伸ばしておいた方が良いに決まっています。
実際に、SMEのSDグループから乃木坂46に合格しているメンバーもいて、SMEなら坂道シリーズのオーディションも問題なく受けられるので、非常にお勧めです。

新人獲得が強くて売り出しが追い付かない芸能事務所

パターン3は、「育成部門が大き過ぎる会社」です。

育成部門が現場マネージャー等の売り出し部署とは別組織の大きな会社で、全社一丸となって、本気で売り出すつもりがあり、宣伝材料費やレッスン費、所属費等、一切お金も掛からず、一生懸命に頑張っている優良な芸能事務所であっても、社内の需要と供給」が噛み合っていない芸能事務所は、要注意です。

例えば、大きな会社で、養成所の経営も上手くいっている場合、養成所の宣伝にもなる為、新人獲得に大きな経費を使います。
当然、名のある大手で条件もいい為、凄い素質を持った数多くの新人を獲得できます。
正直、とある大手芸能事務所なんかは、本当にそのレベルがずば抜けて素晴らしいです。

しかし、ドラマや映画、CMの出演枠というものは限られている為、有望な新人を毎年沢山獲得しても、なかなか売り出してもらえないという状況が生まれます。
テレビ局や雑誌の数は限られている為、これは仕方がない事だと言えます。
こうして、社内の需要と供給が噛み合っていない状況が生まれます。

それでも、養成所の宣伝=売上UPになる為、また、お世話になっているイベント会社や協賛スポンサーとの大事なお付き合いの為に、社内に需要がなくても、新人獲得の大型イベントを毎年開催し続ける傾向があります。

養成所を持たない少数精鋭の芸能事務所から受けるべし!

当サイトでは、芸能事務所の所属オーディションを受ける場合、最初は、養成所(芸能スクール)を持たない少数精鋭の芸能事務所から受ける事をお勧めします。
例えば、トップコートフラームスウィートパワーフォスターエヴァーグリーン・エンタテイメントテンカラット研音といった超売れっ子が所属している超難関の芸能事務所です。

この様な少数精鋭の芸能事務所に合格する事は至難の業ですが、絶対に合格できそうな素晴らしい人材も当然いる訳で、そのような子が、名のある大手の大型オーディションで何かの賞を獲得して、それ以来、テレビや雑誌で全く見たことがないという状況にもよく遭遇します。

芸能事務所の名前なんて分からないし、誰がどこに所属しているかなんて知らないし、聞いたことがある大手芸能事務所大型オーディションがあったら、まず最初にそこから受けてしまうのもよく分かります。でも、この記事に出会ったあなたは、どの芸能事務所のオーディションから受けた方が良いのか、しっかり戦略を練る事をお勧めします!

エイベックス・マネジメントについて

エイベックス・マネジメントは、常時、各種オーディションを開催し、キラチャレ東京ガールズオーディション(TGA)と言う大型オーディションも毎年開催しており、セブンティーン、ポップティーン、ニコラ、ニコプチといった有名雑誌の専属モデルも随時輩出している、非常に優れた大手芸能事務所です。

ソニーと同じく、グループ内にレコード会社を持つ非常に大きな芸能事務所で、ダンススクールの「エイベックス・ダンスマスター」や、芸能スクールの「エイベックス・アーティスト・アカデミー」といった養成所系事業でも大成功しており、特にダンスマスター事業では、芸能界に興味のない子供の習い事としても広く普及しています。

しかしながら、一見、新人モデルが、雑誌の専属モデルという立派なお仕事を獲得している様に見えますが、どちらかと言うと、雑誌の専属モデルを一般応募で勝ち取った魅力的で将来有望な素人を、エイベックス側が大手のパワーで獲得しているといった方が正解であり、エイベックスのマネジメントの実力は、それ以外のお仕事がどの程度順調かといったところを見る必要があります。

しかしながら、肝心のマネジメント部門においては、浜崎あゆみ、倖田來未といった時代を席巻した歌姫が最近は出ておらず、Every Little Thingや小室サウンドの様なグループ系でもなかなか成功せず、秋元康と手を組んだプロジェクトも成果が出ず、女性アイドルグループに至っては一大プロジェクトが終了解散となっています。女優業では川栄李奈が非常に順調ですが、それ以外はあまりパッとせず、運良く当たった妖怪ウォッチアナ雪ピコ太郎のブームに上手く乗ったり、何人かのグラビアモデルがヒットしたりしているのが現状だと言えます。

これら、獲得した有望な人材が活かされていない現状はエイベックス自信も自覚しており、2017年4月にマネジメント部門が全て1つに集約されました。
しかし、それからもう3年が経っていますが、まだほとんど成果が出ていません。
とにかく会社の規模が大きくて、グループ内にレコード会社を持ち、有望な人材もめちゃくちゃ獲得しまくっていて、他社にはない強みとしてグループ内にイベント会社もある為、これからに期待したいです。

エイベックスと言えば、川栄李奈さんですね!
元AKB48出身者では、バラエティの指原莉乃さんを除けば、現在、一番活躍していると思います。
エイベックスさんは、誰にでも好かれるタイプではないアーティストや女優さんを、お金を掛けて売り出して失敗している印象がありますね・・・。
運の要素も強く、何が当たるか分からないのが芸能界ですから、何とも言えませんが、推してた女優さんが某ドラマでは今田美桜さんの引き立て役にしかならなかったり、満を持して売り出した男女混合ユニットがコケたりと、単純なマーケティングの失敗もあり、確かにその通りだと思います。
とりあえず、今のエイベックスさんは、TGCのおかげでモデル系に強いイメージがありますね!
はい。モデルを目指している方にとっては、選択肢に入る芸能事務所だと思います。
但し、エイベックスは、モデルエージェンシーとしては、モデル系事務所と比べてしまうとまだまだ経験は浅いですし、芸プロですから、事務所の規模的にも、広瀬すずさんや武井咲さんの様に、モデルから入った子を主演女優クラスに大成させてこそだと思います。
しかも、そのレベルの人材を既に抱えているのに活かしきれていない状況だと言えますので、もっと新人の売り出しに力を入れて欲しいですね。

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